産後がはじまった

こどもがうまれたらそれはもう産後

続嫁姑問題とは一体何だったのか

夫と子だけの帰省からはじまって、すったもんだあった姑との問題だが、特に面白い盛り上がりもなく、一応終結したっぽい。

向こうが指輪返せと言ったので、超下手に出た手紙と一緒に指輪も送り返したのだが、荷物拝受のメールにて「一度あげたのに返して欲しいと言ったお母さんの気持ちを少しでもわかって欲しいです。無理でしょうか」みたいなことがつらつらと書いてあって、一体どうすればこの人は満足するのだろうか、とかまたいろいろ考えてしまったのだが、夫から「荷物届いて良かったです」みたいな返事をペっと送ってもらって、まあこれで終わりとしようと思う。

今回の件では正直かなり疲弊したのだが、それと同時に、「結婚」って一体何なんだ?と改めて考える契機にもなった。私は単純に夫のことが好きだったし、結婚すれば説明も楽だしなーぐらいの感じで、あまり深く考えずに籍を入れたのだが、正直に言うと「結婚すれば色々なつらいことから解放されるのでは」という思いがあったことも事実だ。オッサン上司から「彼氏いるの?」と聞かれて適当にごまかしてたら「もっとオシャレしなよ〜」「○○君とかいいんじゃない?」みたいな謎のアドバイス受けたりとか、彼氏がいないなら出張も行き放題だし朝まで飲めるよな、みたいな圧力でむちゃくちゃ働かされたりだとか、そういうのも少しマシになるのではと思っていたのだ。

実際、結婚してそのあたりが楽になった部分もあるのだが、それは「○○家の嫁」「人様の所有物」という役割を背負うことになるんだから大目に見てやろうか、ということでしかなくて、つまるところ私は結婚制度のことを、完全に舐めていたのだった。

ファミリーサポートで来てくださっているおばちゃん(ファミリーサポートの活動をしているぐらいだから働く母に好意的で超いい人)に、夫が今回の件を愚痴ったら、わざわざ私を呼び出して「旦那さんと子どもがかわいそう、あなたが大人にならないと」みたいに言ってきて、あー、これほど良い人でもこんな風に言うんだなあと、ちょっとショックだったのだけれど、結婚って、ある世代の人からしたら、もともとそういうものだったのだろう。今回の件は、これでおしまい。特に盛り上がりもスカッとする展開もないけれど、まあ現実ってこんなものだ。

そんな状態で雨宮まみさんと岸政彦さんの『愛と欲望の雑談』を読んでいたので、結婚や家制度をめぐる雨宮さんの語りが特に身にしみた。自分にとって必要ないものは必要ないのだと言い切る強さが鮮やかで、情けないところも全部さらけ出してくれるところも含めてほんとうにかっこよくて、もっと彼女の文章を読みたかったなあと強く思う。