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杉並区で早生まれの子を保育園に入れるには

このへっぽこブログのアクセス解析を見ていたら、「杉並区 保育園」「早生まれ 保育園 年度途中入園」などのキーワードで来た人が多いようです。待機児童率ワーストワンではなくなったとはいえ杉並区の保育園入園事情はまじで厳しいので、まあ不安になるのも当然ですよね。わたしも結局見切りをつけて、他区に引っ越してしまいましたし。

保活についてはいつかちゃんとした記事を書きたいとは思っているのだけれど、結論から書くならば、「早生まれでも杉並区で年度途中入園を狙うのは本当に厳しい。本気で年度途中での復職を目指すなら、0歳4月から認可外に通わせるぐらいじゃないと無理かも」です。長くなってしまったので、たたみます

▼正直、年度途中入園はかなり厳しいですよ…

早生まれで0歳4月入園が出来ない場合、「1 育休延長をして1歳4月入園を目指す」または「2 認可外保育園に年度途中で入園して復職し、加点を得て1歳4月の認可転園を目指す」のどちらかを目指す人が多いのではと思います。杉並区を含む多くの自治体では認可外加点(認可外保育園に一定期間預けていれば入園ポイントが加点されて優先度が高くなる)があるので、私も最初は「2」を考えていました。年度途中で認可保育園に入ることは難しくても、認証や無認可だったら何とかなるのでは、と。

ただ、実際に保育園探しをしていて分かったのですが、認証保育園でも完全な無認可でも、年度途中の入園はほぼほぼ無理と思った方がいいです。激戦のいま、4月入園でほとんど埋まってしまいますし、急な転勤や新設園が出来てそちらに移る…などが無い限り基本的に空きは出ないので、「去年、年度途中で入園出来た方はゼロでしたよ」という園がいくつもありました。昨年は1〜2名空きが出ましたよ、という園もありましたが、その程度の空きでしたらほとんどの場合、4月入園希望で落選してそのまま待機していた人で決まってしまい、年度途中入園希望組にまで順番が回ってくることはあまりないような感触でした。

「でも、私の知り合いは年度途中で入れたって聞いたけど…」という人もいるかもしれませんが、それは数年前の話だったり、杉並区の中でも比較的激戦度が低い地域(西武線沿いなど)だったり、第二子(すでに上のお子さんをその園に通わせている)だったりしませんか? 保育園を巡る状況は年ごとに酷くなっていますので、2〜3年前なら入れたものが、今年は無理、ということはよくあります。特に杉並区のような激戦区の場合、ママさん方も「それでも何とかしてうちの子を入れないと!」と万全の対策を取りますので、保活スタート時期がどんどん早まり、保育園不足が年を追うごとに加速しています。杉並区の中央線沿線の激戦具合は本気でひどいです。うちは保育園が少ない西荻窪だったので本当に地獄で、しかも隣区に範囲を広げようかとなっても隣接する武蔵野・中野も似たような状況なので、近隣で空きを探そうとなると新宿か三鷹まで出て行かないといけません(結局私は新宿区に引っ越して認証園に入ったのですが、自宅近くで見つからなかった職場に近いこちらに預けていますという杉並・中野のお子さんがたくさんいます)。

そうは言いつつも、ぽっこり希望園に空きが出る可能性もゼロではありませんので、それに賭けてみるのもまた一興です。特に年度途中に認可園が新設される場合、近隣の認可外からそちらに移る人がいますので、多少動きがあります。認可外の待機リストの早い順番に入れてもらって、空きが出るのをひたすら待つという手もありますが、原則ムリだけどあわよくば…ぐらいに考えておかないと精神的にも参ってくるかと思います。

▼1歳4月の認可外入園を狙うほうがまだ現実味があるよ

そんなわけで、年度途中入園はほぼ無理と思っておいたほうがよいかと思います。やはり1歳4月は激戦ですので、フルタイム共働きの40点だけでは認可園は厳しいとはいえ、なんとか認証・認可外や保育室に滑り込んだという人は多いです。杉並区にある待機児童を持つ親の集まりである「保育園ふやし隊」が区役所に異議申し立てをする様子をニュースなどで見た方もいるかと思いますが、そういった母親たちの声を受けて区もかなり頑張って保育園や保育室を新設しまくったので、いろいろ手を尽くしたけれど1歳4月でどこにも入れずに退職を余儀なくされました…という話はそれほど多くないように思います。というわけで、育休切り上げはしたくないし育休延長も可能という方でしたら、1歳4月では希望を捨てずに認可園に申込しつつ、入れる可能性の高い認可外に「専願です!」と言い張って複数申込をしておくという方が現実味があるかと思います*1

まあ、保育室や小規模保育園の多くは受け入れが2歳までなので、2年後にもう一度この死ぬほどクソな保活をしなければいけないという問題はありますが、卒園加点(年齢上限がある小規模認可園などを卒園すれば4点)や認可外加点がMAXで期待出来るので(1年6ヶ月以上在籍で4点)、どこかしらには入れるのではないでしょうか。

▼それでも年度途中入園という荊の道を行くならば…

それでも0歳4月入園は出来ず、育休延長が絶対不可能で、年度途中に復職しなければいけないという方もいるでしょう。そういう場合、「年度途中でなんとか入れれば…」ぐらいにぼんやり考えていると、どこにも入れそうもなくて詰んだ感じになるので(私のことです)、実際には復職しなくとも0歳4月から認可外に入れるぐらいじゃないと厳しいです。あまり褒められた行為ではないですが、仕方がないです。

「職場復帰しないのに保育園に入るのは無理では?」と思う方もいるかと思いますが、認可外だったら不思議なことに何とかなるのです。認可保育園の場合、入園から一ヶ月以内に復職しないと即退園なのですが、認可外の場合、特に復職義務はないので、お金だけ払って実際に通うのは少し先…ということも可能。そんなことが本当に出来るのか?園に嫌がられないか?と不安に思う方もいるかもしれませんが、現実にはどの園を見てもそういう「席抑え」の人は一定数いるように思います。

ただし上記の席抑え行為を歓迎しているかどうかは、園によって大きく異なります。大抵の区では認証園に対して助成金が出ているので、園も建前としては「保育に欠ける子を入れないといけないので、本当に必要な子ども以外は遠慮して欲しい」ということになっていますが、実際には「職員の手が空いた分一時保育の子を受け入れられるようになるので全然おk!」とウェルカムな園もあります。一方で「本当に保育の必要なお子さんを入れたいのでごめんなさい!」って園や、「数ヶ月だけならまあ黙認しますが、区から査察も入るので、短時間でも週5回は来ていただかないと…」という園もあって、実際のところはフタを開けてみないと分かりません。ですので申込書ではそつなく「0歳4月入園希望」と書いておいて、事前に詳しい事情を話す機会があったら「復職が夏頃になるかもしれないのですが、しばらくはゆっくり通わせることは出来ますか?」などと謙虚に聞いてみるのが良いかと思います。さすがに復職まで一切通わないというのはちょっと難しいかと思いますが、受かったらもうこっちのものというか、園と相談してベストな形を模索しましょう(保育料半額で席だけ残してくれる「休園」扱いにしてくれたり、低月齢の場合少し入園を待ってくれたりする園もあるようです)。休職中という状況で、特に必要なわけではない月7〜8万の保育料を支払うのは正直きついですし、なぜ首も座っていない我が子を保育園に預けなければいけないのか?との至極まっとうな疑問が頭をかすめることもあるかもしれませんが、そこまでしないと入れないのが現実ですし、実際にどこにも入園出来なかったとして、誰が助けてくれるわけでもありません。心を強く持ちましょう。

ちなみに杉並区では2016年4月から認可外加点の制度が変わり、2ヶ月預けて加点1点という項目がなくなり、6ヶ月以上預けて加点2点が最低ラインになるので、加点を得るためには前年の7月に復職している必要があります*2。4月入園でも5月1日までに復職すればよいので、7月までに復職するというのはけっこう大変なのですが(つまり実際2ヶ月しか猶予がない)、たとえポイントにならなくても復職済みというだけで優先度がぐっとアップしますので、7月以降でも復職できるならしておいた方が良いです*3

▼それでも全ての認証園に申込が出来るわけではない

それで0歳4月の認可外(おそらく認証園)入園を狙っていくことになったとしても、全ての園に申込が出来るわけではありません。区役所が一斉に保育の必要性を認定する認可保育園とは異なり、認可外の場合、どういう方法でどういう子どもを取るのかは完全に園の裁量になるので、申込自体が出来ないこともあるのです。

例えば私は2015年1月が出産予定日だったので、一般的に安定期と言われる妊娠五ヶ月を迎えたのは2014年8月あたり。秋頃になって「そろそろ保活でもするか〜」と、近隣にある認証にいくつか電話してみたところ、妊娠中の申込が出来なかったり、すでに入園内定者が決まっていたりと、その段階で申込が出来るところはありませんでした*4。私はここでめんどくさくなって、「じゃあ出産後に保活しよう」と思ってしまったのですが、これが大きな間違いだと気付くのは、もっと後になってからです…。

そしてここでも早生まれは本当に不利です。そもそも妊娠中は申込不可という園が3〜4割ぐらいあります。それに激戦区においてはスタートダッシュが大事なので、妊娠中から登録や仮登録が可能な園でも、安定期に入った頃に保育園に連絡をしても遅生まれの子たちが登録を済ませていて既に50〜60人待ち、とかもよくあります。私と同じ時期に出産した他のママさんに聞いたところによると、「秋頃に15園ほどの認証園に電話して、実際に申込が出来たのは4〜5園」ぐらいの打率だそうなので、想像しているよりも範囲を広めに取って申込をする方がよいです。第一希望とかにこだわらず、申込が出来ること自体ラッキーと思って、へこまずに数を打っていく必要があります。

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…と、長くなってしまいましたが、こんなところで。保活についてはまた書きまーす!

*1:ただし何も考えずにどこかしらにはまあ入れるだろ〜で行ける地域では全くないです。加点なしの40点のみでどうしても認可に入りたい場合、新設園を狙う、1歳からの園を狙うなど、作戦をかなり練らないと、あっさり落選します。一方認可外園の場合、0歳で通っていたお子さんのほとんどは加点を持って認可に転園するので、1歳4月はけっこう空きが出るものです。自宅近くに悪くない認可外があり、認可に確実に入園できる保証がないという場合には、そこ専願にしてしまうのも一つの手です

*2:利用調整会議開催月の初日の時点で6ヶ月経過している必要があるので、例えば2016年4月入園の場合、調整会議は1月中旬に開催されるので、1月1日の時点で復職して認可外保育園に通園している実績が6ヶ月必要=つまり2015年7月1日までに復職しなければいけない

*3:杉並区で指数が同点の場合、「同一指数の場合の優先順位」という16の項目に従って、誰かに決まるまで競る形になります。例えば残り1席を巡って同点の人が複数人いた場合、まず「1 申込日現在、杉並区在住」を検討して、まだ決まらなければ次は「2 年齢制限がある区内の認可保育園を卒園」を検討して…という形で、誰か一人に決まるまで下位の項目に降りていくイメージです。そこで決め手になるのが「9 認定理由を有する期間が長い児童(※育児休業取得の場合は、育児休業終了日の属する月の翌月から算定)」で、認可外に預けて復職している期間が6ヶ月に満たなくても、復職してないとまともに戦えません

*4:具体例を挙げた方が分かりやすいかと思うのですが、例えば西荻窪駅前にあるSアカデミーは立地が良いこともあってかなりの人気園ですが、妊娠中に電話してみたら「とにかく出産中の受付は出来ません!」と詳細も教えてくれませんでした。それで出産後(一ヶ月健診が終わった2月末)に電話してみたら、4月入園の申込が終わっているのはもちろんのこと、申込多数のためキャンセル待ち登録も受け付けてくれませんでした。この園は1月に2日程ある見学会の時に子どもが産まれてないと申込が出来ず、この見学会の電話予約がスタートするのが11月らしいのですが、この時点で妊娠中でも予約が取れるかどうかは不明です。また荻窪にあるKハウスという小規模園の場合、2015年4月入園の内定を2014年4月に出すので、早生まれの応募は実質不可能でした(2014年3月までに保育園に見学に 行って、2014年4月1日に申込をする必要があるのですが、早生まれの場合そもそも妊娠が発覚するのが5月以降かと)。