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産後がはじまった

こどもがうまれたらそれはもう産後

巣作り日記

日記

連休で中途半端に家を掃除したからなのか、今の家で子ども産めるのか、急に不安になってくる。現在住んでいる2DKアパートは、夫婦で過ごすにはちょうど良いのだが、どの部屋にも布団2枚並べると、ベビーベット置く場所がなくなってしまうのだ。『無能の人』に出てくる正助(つげ氏の投影たる主人公の息子)のように滅多矢鱈に不安になって、「ベビーベット 寝室 入らない」とかで検索しまくっている。

するとベビーベット買うべきかどうかについても賛否両論らしく(かさばるしすぐ使えなくなる反面、ハイハイするようになって機動性を増した赤子を入れておくのに便利らしい)、逆に不安を掻き立てられる。産前産後は母も泊まりに来る予定なのに、どうしよう。

また全然関係ないのだが、母を手伝いに来させることを父は「“めらし”に寄越す」と表現していたのだが、これは一般的な言い回しなのか。対義語は「わかせ(若勢?)」らしい。ネットで検索してみても「めらしっ娘」「めらし宿」など、なんだか若い娘を指す単語らしいと見当がついたのだが、これは60歳を越えたカサッカサのババアに使っても大丈夫なニュアンスなのだろうか…。

夫と結婚して約5年、つげ氏言うところの「私たちって親しい友達もないし親兄弟とも疎遠だし/なんだか世の中から孤立して/この広い宇宙に三人だけみたい」状態で東京という名の宇宙を夫婦二人きりで放浪してきたわけだが、赤子だけじゃなく「めらし」までやってくるとなると、もう自分の想像の範疇を超えている。どこにでもいるコミュ障夫婦は、愉快で孤独なコズミック・サーカスの一団へと、いま生まれ変わろうとしている。